オルニチンと肝臓の関係

c3cf698bac044038f02e3da17ea54349_sオルニチンは、肝臓の働きを補助するアミノ酸として知られています。肝臓はアルコールの代謝については知られていますが、実は500以上の役割を果たしています。

肝臓の主要な働きは、代謝やエネルギーの貯蔵、解毒、胆汁の生成になります。

その働きの多さからもわかるように、人間の臓器の中で最も大きい臓器となっています。3,000億個の細胞から作られており、大人の肝臓の重さは1kgから1.5㎏にもおよびます。

肝臓は健康維持に重要であり強い臓器

肝臓には、動脈、静脈、門脈の血管が存在しています。おなかの中の主な臓器から運ばれてくる血液は、心臓に運ばれる前に必ず門脈を通り肝臓に集まります。

このことからも、肝臓が大変重要な臓器である事がわかります。また正常な肝臓は全体の8割程度を切り取られても、半年後には自らの修復により元の大きさに戻る程に再生能力が高いです。

肝臓は弱っていても痛みを感じる事がないので、不調を発見しにくい臓器でもあります。肝臓機能を低下させる原因は、暴飲暴食や睡眠不足、寝不足などがあげられます。

また、ストレスの増加なども肝臓機能の低下につながります。

肝臓の働きについて

肝臓の働きのひとつの代謝は、食事などで摂取した物質が化学的に変化して入れ替わる事を指します。肝臓の代謝活動では、身体の各器官が必要とする形に変化させたエネルギーを作りだしています。

また、脳のエネルギー源となるブドウ糖を供給しているのも肝臓になります。肝臓は、1日中脳へブドウ糖が補給ができる様に備えています。

血糖値の上昇を抑えながら、ブドウ糖をグリコーゲンの形で備蓄しています。肝臓では胆汁をつくり、脂質の消化吸収も助けています。また肝臓は、体内の有害物質を分解して無毒化しています。

さらに、肝臓でデットクスされた不要物を排泄する役割もあります。胆汁を作る際には血中のコレステロールが使われますので、コレステロール値を調整する働きも担っています。

オルニチンと肝臓の関係

04a8b2ac788e66a3d04e0b813c841e1e_sオルニチンは、肝臓の働きを助ける事で知られています。肝臓の働きは、食事によって摂取した糖やたんぱく質、脂肪を体内で使える様に変化させます。また、それらが必要になった際にエネルギーとして供給しています。

さらに、アルコールや薬、老廃物などをデットクスする働きもあります。肝臓によって、摂取した有害物質が分解され無毒化されています。肝臓で作られた老廃物は、胆汁になり分泌されています。

胆汁は、脂肪の消化や吸収といった働きを助ける役割も担っています。現代は、飽食の時代と言われており肝臓を酷使している方も多いです。このような働きで、肝臓は健康維持にとって重要な役割を果たしています。

肝臓は痛みを感じる事ができない

人間にとって最も大切な臓器のひとつである肝臓は健康維持にとって大切な役割を果たしていますが、実は肝臓自体には痛みを感じる神経がありません。

その為、ダメージによる自覚症状がないのでダメージに気づきにくい臓器と言われています。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれており、定期検査や他の症状によって肝臓のダメージに気が付く方が多い臓器となっています。

人間ドック受診者では、4人に1人が肝機能に異常が認められると言われています。肝臓を整える為には、バランスのとれた食生活に変えていくことや毎日の食事にプラスしてオルニチンを摂取することが有効とされています。

オルニチンと肝臓の関係

オルニチンは食事などから摂取されると、腸で吸収され肝臓に運ばれていきます。

オルニチンは遊離アミノ酸の一種ですので、肝臓以外でもさまざまな活動をしています。肝臓では、肝臓のアンモニアをデトックスする働きに深く関係しています。アンモニアは、エネルギーの元であるATPの生成を阻害します。

ATPとは

生体のエネルギー通貨と呼ばれ、筋肉を動かすなどの人体が動くのに利用されるエネルギーを貯えたり利用したりする。

筋肉の収縮など生命活動で利用されるエネルギーの貯蔵、利用にかかわる。「生体のエネルギー通貨」と呼ばれる。

肝臓がアンモニアを除去する事によってATPの生成を促進し、疲労を回復させます。デットクスによってアンモニアは無毒な尿素に変換され、オルニチンは肝臓で再び生まれます。

また、肝臓の機能が低下した際には肝臓を保護します。さらに、肝臓のタンパク質合成を向上させる効果もあります。

オルニチンが助ける肝臓の機能

e1e73ea02f9690ca0908fcf45513f8ae_s肝臓には、食事からの栄養をエネルギー材料に変換する代謝経路があります。それは、アンモニアを無毒化するオルニチンサイクルやエネルギーが作られる事に関わるTCAサイクルです。

さらに、脳のエネルギーであるブドウ糖を合成する糖新生などもあります。オルニチンは、主にオルニチンサイクルを活性化させてアンモニアの無毒化を促進しています。

しかしアンモニアの発生を抑制する事で、TCAサイクルと糖新生の代謝を促す事にもつながります。

オルニチンサイクルについて

オルニチンサイクルでは、アンモニアを無毒化して尿素を合成する代謝をおこなっています。体内にさまざまな悪影響を及ぼすアンモニアは、代謝や激しい運動などにより生じます。

しかし、オルニチンサイクルによってアンモニアは無毒化されます。またオルニチンサイクルによってオルニチンは再度作られ、オルニチンサイクルで再び働きます。

オルニチンはミトコンドリアの働きも促進させるので、肝臓機能の健康保持にも役立っています。

TCAサイクルについて

TCAサイクルはミトコンドリア内でおこなわれており、各臓器が活動に必要となるエネルギーを作っています。しかし、アンモニアはTCAサイクルを妨害する働きをする事が判明しています。

オルニチンはオルニチンサイクルによってアンモニアを分解する事で、間接的にエネルギーが作りだされる事も助けています。

オルニチンは脳の活動が低下しないように助けている

脳は、24時間身体へのさまざまな指令を出しています。その為、脳のエネルギー源となるブドウ糖が不足してもケトン体と言う代替えエネルギーが用意されています。

しかし、アルコールを摂取するとNADHという物質が増加し、ブドウ糖とケトン体が作りだされるのを阻害します。オルニチンは、オルニチンサイクルの過程でNADHを消費します。その為、脳にしっかりとエネルギーが供給される事になります。